「片付けなきゃ」「記録しなきゃ」「そろそろ買わなきゃ」。一つひとつは小さな用事でも、何度も繰り返すと、取りかかることがめんどくさくなります。
「めんどくさい」をなくしたいときは、繰り返している作業の中から、選ぶ・準備する・やり直す手間を一つ減らすところから考えてみてください。
私は、服を定番にする、丈夫なゴミ袋を選ぶ、家計の記録方法を簡単にする、家事を外注する、といった方法を試してきました。その一方で、便利そうな道具でも導入を見送り、改善の検討自体を終えることもあります。
この記事では、そうした経験をもとに、毎日の手間を減らす5つの工夫と、自分に合う方法を小さく試す手順を紹介します。
まずは、どの作業の何がめんどくさいかを見つける
「家事が面倒」まで広げると、どこから変えるか決めにくくなります。最近「またこれか」と感じた場面を一つ挙げ、その前後の流れを見てみます。
- 始める前:物を探す、道具を出す、使う物を選ぶ
- 作業中:似た内容を入力する、同じ手順を繰り返す
- 終わった後:片付ける、手入れする、失敗した部分をやり直す
私も、食洗機を使う中で、食器をうまく並べることに難しさを感じ、改善方法を調べたことがあります。「食器洗い」と一括りにすると見えにくいのですが、洗う工程を任せても、並べてセットする工程には手間が残ります。
変えるのは、作業全体ではなく、今いちばん面倒に感じている一工程。ここが分かると、道具を替えるのか、手順を減らすのか、誰かに任せるのかを考えやすくなります。
毎日の「めんどくさい」を減らす5つの工夫
次の表から、今の困りごとに近いものを一つ選んでみてください。どれも、最初から生活全体を変える必要はありません。
| 面倒な場面 | 減らすもの | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| 服や日用品を選ぶ | 毎回の比較・判断 | よく使う物を一つ、定番として決める |
| ゴミをまとめる | 破れた袋の交換や詰め直し | 繰り返し困るなら、袋の丈夫さや扱いやすさを見直す |
| 家計を記録する | 入力項目と管理場所 | 何を把握したいか決め、記録する項目を絞る |
| 負担の大きい家事 | 自分で行う作業 | 家電や外注で任せられる範囲を一つ決める |
| もっとよい方法を探す | 終わりのない比較・改善 | 何が満たされれば検討を終えるか決める |
1. よく使う物を定番にして、毎回選び直さない
服や日用品を選ぶたびに、新しい商品を比較していると、買う前の検討が増えていきます。使っていて問題のない物は、次も使う候補として決めておく方法があります。
私も、定番にしているズボンを見直した際、使い続ける理由を確認し、そのまま継続利用すると決めました。毎回もっとよい物がないか探すところまで、繰り返さなくてよいと考えています。
まずは、よく使う物を一つだけ定番にする。不便や好みの変化が出たときに見直せば、選び直すきっかけもはっきりします。
日用品の補充まで含めて整えたい場合は、買い物がめんどくさいときの固定化・在庫管理も参考にしてください。
2. 後始末や、やり直しが少ない道具を選ぶ
安く買えても、使うたびに破れる、詰め直す、片付け直すといった作業が発生すると、そのたびに手間が増えます。道具を選ぶときは、使った後の扱いやすさまで見ておきます。
私は、ゴミ袋が破れたり、他のゴミをまとめる際に面倒になったりするのを避けるため、多少高くても大きめで丈夫な袋を使っています。ゴミ出しでは地域の指定に合わせる必要がありますが、私にとっては、後から困らずに使えることも選ぶ基準です。
何度も同じところで困っているなら、収納や作業手順を作り直す前に、その道具が使いにくくないかを一つ確かめてみてください。
3. 管理する項目と、記録する場所を絞る
記録が続かないときは、何を知るために記録しているのかを確認します。目的に必要な情報へ絞れば、入力や見返しの負担を小さくできる場合があります。
私も、家計簿の記帳を面倒に感じて滞ったことがありました。そこで、おおよその支出を把握する方針を検討し、使っているExcelに集計用の欄を追加しました。以後は毎月の入力で精度を上げる形を考えています。
目的に必要な情報を決めてから、記録する項目を選ぶ。家庭の支出の目安を知りたいのか、仕事で正確な帳簿が必要なのかでも、記録の細かさは変わります。新しい管理アプリを増やす前に、今の記録から減らせる項目がないか見直してみます。
4. 負担の大きい家事は、家電や人に任せる
手順を工夫しても負担が大きい作業は、自分で行う範囲を減らすことも考えます。私はまず自動化を検討しますが、人に任せる方が使いやすい作業では、外注を選びます。楽になることも、生活を改善する大切な目的だと考えています。
清掃を依頼したときは、まず基本の範囲で試し、不足があれば次回に追加する方針にしました。実際に清掃が終わってから、浴室乾燥機の分解洗浄やトイレの換気扇も、次は頼みたいと判断できました。
最初からすべてを任せようとせず、一つの範囲で試して調整する。何を頼めば助かるかは、実際に使ってから分かる部分もあります。
水回りの清掃をまとめて依頼したい場合は、料金だけでなく、基本セットに含まれる箇所と追加料金を確認してから選んでみてください。
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家電や外注を段階的に取り入れた流れは、生活の効率化は何から始めるかにまとめています。
5. 十分なら、比較や改善の検討を終える
手間を減らすために調べていたはずなのに、よりよい方法を探し続け、検討することが増える場合もあります。改善を続ける前に、今の方法で困っていることがあるかを確認します。
私も昼食の見直しで、比較をしたうえで、今回は検討を進めないと決めたことがあります。今の方法で十分なら、さらに細かな差を探すところまで続けなくてよいと考えています。
何が満たされれば検討を終えるかを、先に決めておく。必要な物がそろう、無理なく続けられる、といった自分の条件で区切ります。新しく困ることが出たら、そのときに見直せます。
便利な道具や仕組みは、小さく試してから広げる
新しい道具を買うと、設置や設定、使い方を覚える作業も発生します。自分に合うか分からないものは、借りる、店で触る、似た環境で試すなど、購入前に確かめる方法もあります。
私はカフェで立ちデスクを試し、立って作業すると疲れると感じました。自分の働き方も考え直し、その時点では自動昇降デスクは不要と判断しました。試したことで、導入を見送る判断ができた例です。
- 繰り返している面倒を一つ選ぶ
- 今ある道具や、少ない範囲で試す
- 準備・手入れ・確認まで含めて、使い続けたいか決める
使いやすければ残し、合わなければ範囲を減らしたり、元の方法へ戻したりして構いません。
一つの改善から生活の仕組みへ広げる手順は、暮らしを仕組み化する5つの手順で詳しく紹介しています。
自動化や外注の後に残る手間も確かめる
家電には手入れや設定の変更、外注には依頼内容の説明や仕上がりの確認が必要です。自分で行う作業が減っても、その前後の対応が増える場合があります。
- めったに使わず、毎回使い方を覚え直していないか
- 例外が多く、説明や修正を繰り返していないか
- 増えた準備・手入れ・確認が、減った作業より負担になっていないか
作業の前後も含めて、以前より続けやすいかを確かめます。一部だけ任せる、手順を簡単にする、今の方法を続けるなど、自分の生活に合わせて調整してよいと思います。
準備や維持の時間も含めた判断は、時間の節約と、自動化を続ける判断基準でも整理しています。
まとめ|毎日繰り返す手間を、一つだけ減らしてみる
「めんどくさい」をなくしたいときは、選ぶこと、準備すること、後始末することなど、いつもの作業のどこに手間があるかを見てみます。
- よく使う物を定番にして、毎回選び直さない
- 後始末や、やり直しが少ない道具を選ぶ
- 管理する項目と、記録する場所を絞る
- 負担の大きい家事は、家電や人に任せる
- 十分なら、比較や改善の検討を終える
私が重視しているのは、生活を無理なく続けやすくすることです。便利な道具や仕組みを増やすときも、その後に残る手間まで見て選びたいと考えています。
まずは今日「また面倒だな」と感じた作業を一つ挙げ、何を減らせそうか考えてみてください。一つ変えて試すところからで十分です。
このブログでは、日々の判断や行動を少しずつ仕組み化する「自動化思考」についてもまとめています。
興味がある方は、こちらのシリーズ記事もあわせて読んでみてください。
