会社員の副業は1日何時間が現実的?
会社員として本業をしながら副業をしていると、「副業には1日何時間くらい使うのがいいのだろう」と考えることがあります。
もちろん、適切な時間は本業の忙しさや家庭環境、体力、副業の内容によって変わります。
私自身は現在、副業や個人事業に使う時間を平日は基本2時間、長くても3時間程度までと考えています。
ただし、これは「毎日2時間は必ず働く」という意味ではありません。
むしろ大切にしているのは、2時間を目標ではなく上限として考えることです。
以前は、時間があれば副業を進めた方がいいと考えがちでした。やるべきことを探せばいくらでも見つかるため、仕事を終える基準が曖昧だったからです。
そこで、「今日はここまで」と仕事を終える時間をあらかじめ決めるようにしました。
2時間働いたから偉いわけでも、1時間しか働かなかったからダメなわけでもありません。必要なことが終われば1時間で終えてもいいですし、仕事をしない日があっても構いません。
重要なのは、副業が際限なくプライベートの時間へ入り込まないようにすることだと考えています。
仕事時間そのものに上限を設ける理由については、個人事業主の働きすぎ対策|売上と心身を守る仕事時間の決め方でも詳しく整理しています。
そして実際に仕事時間を区切るようになってから感じた大きな変化が、メンタルの安定と、仕事以外の時間をきちんと確保できるようになったことでした。
仕事時間を決めてからメンタルが安定した
仕事時間に上限を設けてから、私自身が特に大きく感じた変化のひとつが、メンタルの安定性が上がったことです。
会社員として本業があり、それとは別に副業や個人事業も行っていると、「まだやった方がいいこと」が常に残ります。
副業の場合は、会社の仕事のように明確な終業時間がありません。売上を伸ばそうと思えば、商品を調べる、記事を書く、改善点を探すなど、いくらでも仕事を増やせます。
以前はその状態が当たり前になっていて、実際に作業していない時間でも「もう少し仕事を進めた方がいいのではないか」と考えることがありました。
しかし、あらかじめ仕事時間を決めるようになると、
「今日やる仕事はここまで」
と明確に区切れるようになります。
仕事そのものがなくなるわけではありません。それでも、その日の仕事を終える基準があるだけで、仕事を続けるか休むかを毎回判断する必要がなくなりました。
結果として、以前よりも仕事とプライベートを切り替えやすくなり、精神的な余裕も作りやすくなったと感じています。
私は現在、仕事時間だけでなく、その時の心身の状態も簡単に記録しています。メンタルの状態を数値化する考え方については、メンタルスコアとは?心の余力を5段階で数値化して「崩れる前に休む」方法で詳しくまとめています。
仕事時間を減らすこと自体が目的ではありません。
仕事を適切なところで終わらせ、仕事以外の時間にも意識を向けられる状態を作ることが、長く副業を続けるうえでは重要だと考えています。
仕事を減らして一番大きかったのは、家族との時間が増えたこと
仕事時間を区切るようになって、もうひとつ大きく変わったのが、家族と過ごす時間を確保しやすくなったことです。
特に私の場合は、子どもと遊ぶ時間が増えたことに大きな価値を感じています。
以前から、子どもと過ごす時間を大切にした方がいいこと自体は分かっていました。
それでも、本業に加えて副業や個人事業の仕事があると、どうしても目の前の仕事を優先してしまいます。
「この作業だけ終わらせよう」
「もう少し進めておこう」
そう考えているうちに、気づけば仕事に使う時間が増え、家族との時間が後回しになっていました。
しかし、仕事を平日2時間程度までと決めるようになると、仕事を終えた後の時間を家族に使いやすくなりました。
ここで重要だと感じているのは、子どもと過ごせる時間には期限があるということです。
仕事であれば、来月や来年に取り組むこともできます。収入についても、将来取り戻せる可能性があります。
一方で、子どもが小さい時期に一緒に遊べる時間は、後から取り戻すことができません。
子どもが成長してから、「もっと時間を作ればよかった」と思っても、その時期に戻ることはできないからです。
その意味では、仕事時間に上限を設けることは、単なる働きすぎ対策ではありません。
自分にとって今しかできないことへ、時間を意識的に振り分けるための仕組みでもあります。
仕事を効率化する目的も、最終的には仕事をたくさんこなすことではなく、そこで生まれた時間を自分にとって大切なことへ使うことだと考えています。
副業を「0時間」にする日をあえて作る
仕事時間を2時間、3時間と区切ることに加えて、実際にやってみて効果が大きいと感じたのが、あえて副業をまったくしない日を作ることです。
副業をしていると、「今日は30分だけでも進めておこう」「せっかく時間があるから少し仕事をしよう」と考えがちです。
しかし、毎日少しずつでも仕事を続けていると、身体は休んでいても、頭の中では仕事が完全に終わっていない状態になりやすいと感じます。
そこで私は、特に家族で遠出をするときや、友人と過ごす予定がある日は、最初から**「今日は仕事をしない日」**と決めるようにしています。
仕事が終わった余り時間を家族に使うのではなく、先に家族やプライベートの予定を確保して、その日は副業を0時間にするという考え方です。
特に子どもとの遠出は、数時間の空き時間ではなかなかできません。
近所で遊ぶ時間も大切ですが、一日使って出かけたり、普段とは違う場所で一緒に過ごしたりするには、まとまった時間が必要です。
そのため、私は月に1回程度でも、意図的に大きく仕事から離れる日を作ることには価値があると考えています。
これは家族だけに限りません。
友人と遊ぶ、趣味に一日使う、何も予定を入れずゆっくり過ごすなど、自分にとって大切なことにまとまった時間を使うことも、長期的な生活の充実につながります。
副業を続けていると、つい「今日どれだけ仕事を進めたか」で一日を評価してしまいます。
しかし、人生全体で考えれば、仕事をしなかったからこそ得られた時間にも大きな価値があります。
毎日少しでも働くことを目標にするのではなく、ときには意図的に0時間の日を作る。
このメリハリが、長く副業を続けながら、仕事以外の生活も充実させるうえで重要だと感じています。
毎日の仕事時間を記録する
仕事時間に上限を決めるだけでなく、実際にその日どれくらい働いたのかを記録しておくことも大切だと考えています。
記憶だけで振り返ると、「最近はそれほど働いていない」と思っていても、実際には毎日のように2~3時間仕事をしていた、ということもあります。
そのため私は、副業や個人事業に使った時間を簡単にメモするようにしています。
細かく作業内容まで記録する必要はありません。
- 副業・個人事業:2時間
- メンタル:4/5
という程度でも十分です。
特に有効だと感じているのが、仕事時間とメンタルの状態を一緒に記録することです。
記録を続けていけば、「仕事時間が増えた時期は少し疲れやすい」「0時間の日を作った後は余裕が戻っている」といった、自分なりの傾向が見えてくる可能性があります。
大切なのは、毎日細かく分析することではありません。
まずは記録だけしておき、月に1回程度まとめて振り返れば十分です。
私は体調や仕事時間などを記録して、ChatGPTも使いながら定期的に振り返る方法も取り入れています。具体的なやり方は、ChatGPTで健康管理を続ける方法|体調ログと仕事時間を月1回振り返るでまとめています。
仕事時間を感覚だけで管理するのではなく、簡単に記録しておく。
それだけでも、自分にとって無理なく続けられる副業時間を調整するための材料になります。
まとめ|副業時間を決めるのは、仕事以外の時間を守るため
会社員が副業に使える時間は、本業の忙しさや家庭環境、体力によって大きく変わります。
そのため、「副業は1日2時間が正解」というわけではありません。
私の場合は、平日は基本2時間、長くても3時間程度を上限にすることで、以前よりも無理なく仕事を続けやすくなりました。
そして実際に時間を区切ってみて感じたのは、副業時間を制限する目的は、単に疲れないためだけではないということです。
子どもと遊ぶ。家族で出かける。友人と過ごす。趣味を楽しむ。
こうした時間の中には、後から取り戻そうと思っても取り戻せないものがあります。
だからこそ、毎日できるだけ長く働くことを目標にするのではなく、仕事以外の大切なことに時間を残すために、仕事の上限を先に決めておくことには意味があると考えています。
また、ときには副業を1時間に減らすだけでなく、最初から「今日は0時間」と決めて、完全に仕事から離れる日を作ることも大切です。
そのうえで、毎日の仕事時間やメンタルの状態を簡単に記録しながら、自分にとって無理のない働き方へ少しずつ調整していく。
副業は短期間だけ頑張るものではなく、何年も続ける可能性があります。
仕事で人生を埋め尽くすのではなく、仕事も含めて生活全体が長く続く形を作ること。
それが、会社員として副業を続けるうえで大切だと感じています。
この記事が参考になれば幸いです。
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