はじめに
日常生活の中で、思った以上に判断していることがあります。
人は判断を行うことで脳の思考エネルギーを消費するため、日々の疲労に直結します。
朝ごはんに何を食べるか。
コンビニで何を買うか。
飲み物は何にするか。
会社に何時に出るか。
家に帰ってから何を食べるか。
どこから片付けるか。
一つ一つは小さなことで、「大した負担ではない」と思います。
ただ、こうした細かい判断が毎日積み重なると、脳は少しずつ疲れていきます。
その結果、本当に重要な判断をするときには、すでに消耗していることがあります。
人は1日の中で判断できる回数や質に限りがあることは多くの研究で明らかになっています。
多くの人は、自動化というと「作業を減らすこと」だと思いがちです。
ですが、実際にはそれだけではありません。
自動化の本質は、判断の回数を減らし、脳の消耗を減らすことにあります。
それによって、日々の生活が楽になり、本当に大事なやりたいことにも注力できるようになります。
私はこの考え方をかなり重視しています。
なぜなら、日常の細かい負担を減らすだけでも、生活全体がかなり楽になるからです。
先に言いたいことは3つだけです
・自動化は作業削減ではなく、判断疲れや生活の小さな負担を減らす仕組みづくりである
・日常の細かい選択ほど、固定化やルーティン化によって効果が出やすい
・小さな改善を積み重ねることで、中期長期ではかなり大きな差になりコスパが良い。
なぜ自動化は作業削減と違うのか
多くの人が自動化という言葉からイメージするのは、
- 手作業を機械に置き換える
- 時間を短縮する
- 面倒な作業を減らす
といったものです。
もちろん、それも自動化の一部で、自動化は進められるだけ進めた方がいいと思います。
ですが、生活を楽にするという意味では、それだけでは不十分です。
本当に効くのは、判断を減らすことです。
たとえば、朝ごはんを毎日違うものにすると、
一回ごとの負担は小さくても、毎日その都度考える必要があります。
今日はパンにするか。
ご飯にするか。
卵をつけるか。
ヨーグルトを食べるか。
こうした小さな判断は、意識しないまま脳のエネルギーを使います。
逆に、朝ごはんをある程度固定してしまえば、そこに使う判断はほぼゼロになります。
すると、朝の頭がかなり軽くなります。
つまり、自動化とは単なる作業削減ではなく、
「1日の中で考えなくていい作業を増やすこと」でもあります。
日常の細かい判断は、想像以上に多い
ここで重要なのは、日常の判断は思っているより多いということです。
たとえば、
- コンビニで何を買うか
- 飲み物を何にするか
- 朝ごはんを何にするか
- 仕事や家事で使用している筆記用具をどれにするか
- 会社へ何時に出るか
- 家で何を食べるか
- 毎日の掃除でどこから片付けるか
こうしたものは全部、細かい判断です。
一つ一つは大きくありません。
ですが、毎日繰り返されるからこそ効いてきます。
逆に言えば、こうした細かい判断こそ、自動化の最初の対象に向いています。
生活に落とし込むと、自動化はこうなる
自動化というと大げさに聞こえるかもしれませんが、実際にはかなり身近なところから始められます。
コンビニで買うものをある程度固定する
コンビニは便利ですが、選択肢が多いです。
そのため、毎回なんとなく見て回ると、無駄に判断が増えます。
ここで、
- 朝はこれ
- 昼はこれ
- 飲み物はこれ
というように、ある程度の定番を決めておくだけでもかなり楽になります。
毎回ゼロから考えなくて済むので、迷いが減ります。
「たしか昨日はパスタを食べたから、今日はお弁当にしよう」「昨日はお弁当を食べたから今度はサンドイッチにしよう」という思考においても判断が発生しています。
コンビニでの買い物が楽しみならば毎回の判断はメリットがあると思いますが、ルーティンでお昼を購入しているのならば、思い切って同じメニューにした方が判断コスト少なくなり、生活が楽になる場合が多いです。一度試してみると良いと思います。
朝ごはんを固定する
朝は判断力が貴重です。
その時間を朝ごはん選びに使わない方が合理的です。
たとえば、
- 平日は毎朝同じものを食べる
- 仕事の日はAパターン、休日はBパターンにする
だけでも、朝の負担はかなり減ります。
私自身、朝は卵掛けごはん、納豆、みそ汁のみの生活を固定して7年ほど経ちますが、特に飽きることはなく続けられています。思考を朝ごはんのメニューの決定に割かなくてよくなったので判断コストを抑えることができています。
家の食事を一部ルーティン化する
毎日の食事は大きな負担です。
献立を考える、買い物をする、作る、片付ける。
これはかなりエネルギーを使います。
ここで、noshのような宅食サービスを使い、
「平日の夜の一部はもうこれで固定する」と決めると、判断が大きく減ります。
もちろん毎日全部を固定する必要はありません。
ただ、週に数回でもルーティン化すると、それだけでかなり楽になります。
宅食サービスは健康にも配慮されており、時間との兼ね合いも考えると、トータルでコスパが良好なサービスだと感じています。
筆記用具を同じものに固定する
これは小さいですが、意外と効きます。
ペン、メモ帳、ノート、仕事で使う基本の道具を固定すると、
「どれを使うか」を考えなくて済みます。
道具を毎回変えると、小さな違和感や探す手間が積み重なります。
いつも同じものにしておくと、迷いが減り、作業も安定します。
自分の使い慣れた筆記用具であれば、 事務作業の効率も上がるため私は同じ種類のボールペンをストックしておき、10年以上使い続けています。
今は三菱鉛筆のジェットストリームの3色ボールペンを使用しています。
飲み物を固定する
飲み物も意外と判断が多いです。
コーヒーにするか。
お茶にするか。
水にするか。
コンビニで何を買うか。
ここも「普段はこれ」と決めておくとかなり軽くなります。
毎日同じ飲み物にしてしまうだけで、無駄な判断が減ります。
会社に行く時間をメモして扉に貼っておく
これもかなり実用的です。
朝はギリギリまで動けるようでいて、実際には判断力が低い時間でもあります。
そのため、「今日は何時に出るべきか」を毎朝考えていると、地味に疲れます。
だったら、
- 家を出る時間
- 最低ラインの時間
- 余裕がある時間
をメモして扉に貼っておけばいいです。
見るだけで行動できる形にしておけば、朝のブレが減ります。
朝の出社時はバタバタすると思うので、余計な思考は少なくした方が良いです。
整理整頓も、自動化の土台になる
片付けや整理整頓は、自動化とかなり相性が良いです。
なぜなら、散らかっている状態は、それだけで判断を増やすからです。
どこに置くか。
何を残すか。
どこから片付けるか。
何が必要か。
こうした判断が常に発生します。
逆に、整理整頓ができていると、探す時間も迷う時間も減ります。
つまり、脳の負担が下がります。
ここで大事なのは、整理の基本は「しまうこと」ではなく、不要なものを捨てることだという点です。
物が多い状態では、収納や整理の工夫だけでは限界があります。
まず不要なものを減らすことが先です。
整理整頓で最初にやることは定期的に不要な物を捨てることです。
月1回5分の「物捨てフェーズ」を入れる
片付けを一気にやろうとすると続きません。
だからおすすめなのは、月1回5分だけ「物を捨てる時間」を作ることです。
たとえば、
- 引き出し1つだけ見る
- 机の上だけ見る
- バッグの中だけ見る
- 洗面所だけ見る
これくらいで十分です。
ポイントは、完璧に片付けることではなく、
物を少しずつ減らす習慣を作ることです。
これを続けるだけでも、長期ではかなり違います。
定期的に見直しをすると、当時は必要だったものが今では不要になっていることも多くあります。
年末の大掃除で見直すのも良いですが、月1回程度5分~10分程度の不用品の処分をするだけで家の整理は劇的に進みます。
自動化は一気にやるより、小さく進めた方が強い
自動化・効率化は、全部まとめて変えようとすると失敗しやすいです。
なぜなら、最初から全部うまくいくわけではなく、失敗を踏まえながら少しずつ改良していく過程が必要だからです。
なので、順番としては
- 判断の多い場所を見つける
- 1つだけテストし、うまくいったら固定化してルーティンにする
- 続いたら次へ進む
この形がかなり強いです。
たとえば、
- 朝ごはんを固定する
- 飲み物を固定する
- 会社へ行く時間を貼る
- 宅食を一部導入する
- 筆記用具を固定する
- 月1回5分だけ物を捨てる
このくらいの小ささで十分です。
こうした改善は、一つだけでは小さく見えます。
ですが、積み重なると生活全体が大きく改善します。
体感としては3カ月くらいで変化を感じ始めて、1年くらいこの習慣を継続すると前の生活と比べるとかなり快適になるのがわかります。
今回の学びと今後の方針
自動化とは、単なる作業削減ではなく、判断を減らして脳の消耗を減らす生活の仕組みづくりであると整理できます。
特に重要なのは、大きな仕組みをいきなり作ることではなく、
日常の細かい判断を減らすことです。
コンビニで買うものを固定する。
朝ごはんを固定する。
宅食で一部をルーティン化する。
筆記用具や飲み物を固定する。
会社に行く時間をメモして貼る。
月1回5分だけ物を捨てる。
こうした小さな工夫は、一つ一つは地味でが、最終的に大きな差になります。
今後は、自分の生活の中で判断コストが大きく、負担が掛かっている部分を見つけて、
小さく固定化しながら、長期的に続く形へ整えていくことが重要です。
この記事が参考になれば幸いです。
